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繁殖のコツ〜産卵まで〜

産卵させるには?

ペアリング水槽が用意できたら、とにかくエサを食べさせましょう。

クマノミハンバーグを1日2回程度、食べるだけ与えます。

 

また、産卵させるためには、常に水槽内をきれいにしておく必要がありますので、残餌はできるだけこまめに取り除きましょう。

 

親への給餌をピンセットでおこなう

大きな塊だと食べにくいので、

ピンセットで一口分ずつ、

食べやすそうな大きさにして、少しずつ与えます。

与えられたエサを食べるカクレクマノミ

食欲があるなら、おなかいっぱいになるまで与えます。

 

 

 

水温は、やや高めの27〜28℃、

比重は1.021前後、

照明は12時間点灯してはっきりと明暗をつけることで体内時計を整えてあげましょう。

 

産卵床は、水槽の手前に置くのではなく、あまりストレスのかからない水槽の奥の方に設置しましょう。

 

産卵床の鉢は、水槽の端の方へ置きます

産卵床の設置例

 

 

産卵に至るまで

【ペアが産卵に至るまでは、成熟具合や産卵経験の有無でかなり変わります。】 

産卵経験がある場合や成熟が進んでいる場合は、ペアリングしてから数週間〜2ヶ月。

産卵経験がなく、成熟もあまり進んでいない場合は、ペアリングしてから数年かかることもあります。気長に大切に飼育しましょう!

 

 

【産卵が間近になると、色々と兆候が表れます。】

産卵する可能性が高いのは@<A<B<Cです。

 

@オスがメスに対して体をブルブルと震わす。

→ペアとして相性が良い。

 産卵する可能性がある。

 

 

Aメスの腹部が明らかに膨れる。

→近々産卵する可能性が高い。

 受精卵を得るかはオスの成熟次第?

卵を持っているメス
 

  

B産卵床を口や体を使って掃除する。

→数日中に産卵する可能性が高い。

 

 

Cメスの肛門付近から白い突起物

(産卵管/輸卵管)が現れる。

→当日〜翌日に産卵する可能性が高い。

メスの産卵管

 

 

産卵させるためのコツ!

1.水温・日照(照明)時間・水質をきっちり一定に保つ。
2.とにかくエサを食べさせる。残餌、排泄物の掃除も怠らないように。
3.根気強く、産卵するまで丁寧に飼育し、観察する。
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