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一緒に飼育できるもの

イソギンチャクなど

カクレクマノミと常にセットのイメージがあるイソギンチャク。

イソギンチャクにもたくさんの種類がありますが、その中でもカクレクマノミと相性の良いイソギンチャクがいくつかあるので、飼育のしやすさなども含めてご紹介いたします。

 

シライトイソギンチャク
シライトイソギンチャク

ブリードのカクレクマノミでしたら、比較的相性の良いイソギンチャクです。すぐには入りませんが、慣れてくれば入るようになります。

 

また、安価で、飼育がわりと簡単なところがこの種の良いところです。


茶色っぽいものが丈夫なことが多く、小型水槽でも飼育できるのでおすすめです。


 

 

ロングテンタクルアネモネ
ロングテンタクルアネモネ

こちらもブリードのカクレクマノミでしたら、少し時間はかかりますが、入るようになります。

 

また、こちらも下記の2種よりは飼育が易しめと言えるイソギンチャクとしておすすめです。







 

ハタゴイソギンチャク
ハタゴイソギンチャク

ワイルドのカクレクマノミとは最も相性の良いイソギンチャクです。高価ですが、カラーバリエーションもあり、水槽内で存在感があります。


刺胞に毒があるので、肌の弱い人はゴム手袋をして触るなど注意してください。


飼育は難しいとされていて、上級者レベルです。



 

 

センジュイソギンチャク
センジュイソギンチャク

ハタゴイソギンチャクと同等にワイルドのカクレクマノミと相性の良いイソギンチャクです。


触手が長く、大型になるので、こちらも存在感がありますが、飼育は上級者レベルです。






 

 

 


注意する点

イソギンチャク自体がとてもデリケートで、少し傷ついただけで死んでしまうこともあります。

 カクレクマノミの飼育でイソギンチャクは絶対に必要というわけではないので、イソギンチャクと一緒にカクレクマノミを飼育するのは、上級者向けの飼育方法とお考えください。

 

イソギンチャクを飼育する場合は、高水温に注意してください。

 28℃以上になるとイソギンチャクが死んで水槽の水質悪化を招く可能性があります。

 

サンゴは、できるだけイソギンチャクから離してください。

 イソギンチャクの刺胞で死んでしまうことがあります。

 

カクレクマノミ以外の生き物を入れるときは、イソギンチャクとの相性を調べてから入れるようご注意ください。


 

 

いそぎんちゃくん(人工のイソギンチャク)
いそぎんちゃくん

飼育難易度が高く、初心者の人にはなかなか飼育しづらいイソギンチャクですが、このような人工のイソギンチャクを使用するという方法もあります。

 

生きたイソギンチャクのように強い照明を必要としないため、結果として照明による水温上昇やコケの発生を抑えることができます。

 

見た目が自然なものなどでは、人工物とはいえカクレクマノミが入ることもあります。

 

「いそぎんちゃくん」の詳細はコチラをご参照ください。

※KAMIHATA BUSINESS ONLINEサイトへ移動します。

 

 

 

魚など

魚の中でも、カクレクマノミと一緒に飼育するのに、向いているもの、向いていないものがいます。

ここでは代表的なものを紹介いたします。

 

 

一緒に飼育するのが向いているもの

 

ハタタテハゼやミズタマハゼなど、小型のハゼ類

飼育もしやすく、ほかの魚をしつこくいじめたりしないのが特徴です。

ミズタマハゼなど底を這うものたちは、残りエサなどを食べてくれます。

サンゴハゼや、エビと共生するギンガハゼなども可能です。

ミズタマハゼ

ミズタマハゼ

ギンガハゼ

ギンガハゼ

 

おとなしめの小型の魚たちなど

マンジュウイシモチ、フレームエンゼルなどの一般的な小型ヤッコ、小型のベラの仲間などはカクレクマノミと一緒に小型の水槽でも飼育できます。また、カクレクマノミと同じスズメダイですが、デバスズメダイなどもおとなしめなので、混泳可能です。

フレームエンゼル

フレームエンゼル

デバスズメダイ

デバスズメダイ

 

おとなしめの大型の魚たちなど

ナンヨウハギやキイロハギなどのハギ類、大型のヤッコ類も可能ですが、これらは大きくなる種類なので、大きめの水槽で飼育すると良いと思います。

ナンヨウハギ

ナンヨウハギ

キイロハギ

キイロハギ

 

エビや貝類など

ホワイトソックスやキャメルシュリンプなどのエビ類、マガキガイやシッタカガイなど、カクレクマノミと一緒に飼育もできて水槽の掃除屋さんとしても活躍してくれます。

キャメルシュリンプ

キャメルシュリンプ

シッタカガイ

サンカクシッタカガイ

 

ブリードのフリードマニーなど

個体差はありますが、フリードマニーはカクレクマノミと一緒に飼うと、少々ケンカすることがあります。

が、同じカミハタブリードのフリードマニーとカクレクマノミだと、ほぼ、ケンカすることがありません。

どういう理由なのかはっきりはわかりませんが、このような組み合わせで飼ってみるのもおもしろいかもしれません。

 

 

 

一緒に飼育するのが向いていないもの

 

< 魚食性・肉食性の魚 >大型のハタやカエルアンコウなど

カクレクマノミが食べられてしまう危険性があります。

バラハタ

バラハタ

カエルアンコウ

カエルアンコウ

 

< 泳いでエサを食べるのが苦手な魚 >タツノオトシゴやチンアナゴなど

エサを与えても、カクレクマノミが全て食べてしまって、彼らがエサを食べられなくなってしまうことがあります。コンゴウフグなど泳ぎの遅い魚や、主にプランクトン食のマンダリンなども、注意してあげると良いでしょう。

カリビアンシーホースベビー

カリビアンシーホース(ベビー)

コンゴウフグ

コンゴウフグ

 

< ワイルドのものとブリードのもの >

カクレクマノミのワイルドものとブリードものの飼育を同じ水槽でスタートすると、病気にかかる可能性が高くなります。また、ブリードのカクレクマノミを飼育している水槽にワイルドのものを入れるときなども、注意が必要です。

 

< 同じ種類・模様の魚 >カクレクマノミ、ペルクラクラウン、大きいスズメダイなど

カクレクマノミ同士の場合、3匹以上で飼育するとケンカを始めることが多いです。

水槽が大きくて、多数で飼育する場合は、ケンカもしないのですが、3匹、4匹などで飼育すると、いじめられてしまうものがでてきます。これは、模様が似ているペルクラクラウンなどの場合でも同様です。

 

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