Kitti氏のファーム編
Ballファームから車で数分の場所にある、Kitti氏のファームを紹介します。
Kitti氏とBall氏は親交もあり、お互い切磋琢磨しながら、グレードの高いベタを作出しています。
Ballファームは閑静な住宅街にありましたが、Kittiファームは、緑豊かなところにあるログハウス風の建物のもとにありました。
敷地内には、マジックリーフの木が生えており、水槽には全てマジックリーフが入っていました。
ログハウスのそばには小川が流れており、ブルーグラミーやラスボラ達が泳いでいるのが見えます。
Ball氏は、主にソリッド系のハーフムーンをブリードしていますが、Kitti氏は、ハーフムーンだけでなくプラカットもブリードしており、特にドラゴン系やファンシータイプは目を見張るものがありました。
こちらは、「親にするから」と言われ、売ってもらえませんでした…。
頭が黄色で、体には黒ずみも全くなく、ヒレは全てクリアフィン という、
まさに超極上の一品!!!
いつか、この子供たちを入荷したいものです!!
ログハウスはお客さん用の展示のみで、裏手に回ると育成中のベタが大量にストックされていました!!
もちろん、この瓶ひとつひとつにベタが入っています!!
全てではありませんが、瓶に名前を記入して管理しているのがわかります。
どのブリーダーでもそうですが、この瓶は見た目どおり、結構汚れています。
そのため、瓶に入ったベタを選ぶときは、注意深く観察する必要があり、正直、手間がかかります。
しかし、この汚れが周囲の視界を隠し、絶えずベタ同士が見合ってしまう状況を防いでいると思われます。
おそらく、汚れの隙間から相手がチラッと見えると、フレアリングしているのでしょう。
稚魚は、やはり丸型のコンクリート池で育成されており、番犬(?)が辺りを警戒しています。
余談ですが、タイでは郊外に限らず街中でも、少し外れた場所になると野良犬が沢山います。
見るからに痩せており、海外ということもあって狂犬病を心配してしまいます。
しかし、タイの犬はほとんど吠えませんでしたし、唸ることもありませんでした!!
しっぽを振ることもありませんでしたが…。
人間との距離感が絶妙というか、お互い無関心なように見えます。
もちろん、万が一があるので、とても触る気にはなりませんが…。
野外のマーケットなどに行くと、至るところで、野良犬が寝ている光景が見られます。
こちらでも繁殖のためのペアリングは、Ball氏と同様の方法でおこなわれていました。
Kitti氏は、繁殖のため と言って、超極上個体は見せるだけで売ってくれないことがあります。
しかし、次に訪れたときには、その血統を受け継いだと思われるベタが出迎えてくれます!!
次はどんなベタを殖やしているのか、
今から楽しみで仕方がありません。