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ベタの繁殖に挑戦!

あなたが、ただならぬ愛情を注いでいるベタを繁殖させてみませんか?

 

新たにペアをそろえて繁殖に挑戦してみませんか?

 

自慢のベタの血統を受け継がせ、さらに進化させてみませんか?


ベタの繁殖 虎の巻 
メスは尻ビレが短いまま
メス

その壱親の準備

 

オス・メスの判別

 

オスは、生後1〜2ヶ月で、尻ビレがだんだん発達して伸びてきます。

メスは、尻ビレが発達せずに短いままなので、この方法である程度、オス・メスの判断が可能です。

 

しかし!

一部のメスには尻ビレが伸びている個体もいます。

メスの見分け方の目安、産卵管
メスの産卵管

そんなときは、以下の方法で判別しましょう。

 

お尻の辺りに白い管(産卵管)があるか確認します。

この管があれば、メスということが判別できます。

オスにはこの管はありません。

これが見えているメスは、成熟している可能性大なので、しっかりチェックしましょう。

 

 

基本的な飼育条件

 

飼育容器は、コップでも問題ありませんが、より水量の多い水槽やプラケースを用いた方が無難です。

水槽のサイズは 15L程度で良いでしょう。

水温は、20℃以上になるようにし、25℃程度を保つようにします。

冬場はヒーターの使用をおすすめします。

 

飼育容器にはフタをした方が良いでしょう。

ベタのジャンプ力は相当なもので、10cm程度なら、らくらくと飛び越えます。

 

その弐繁殖のための親の育成

 

親の育成のためのポイント1 飽和給餌 

エサは、イトミミズ、冷凍赤虫、小型魚用の乾燥えさなどなんでも食べます。

ベタ専用のエサ「ひかりベタ」なども販売されています。

普段は1日に1回〜2回、数分で食べる量(食べ残しのない量)を与えましょう。

 

繁殖を狙った親を仕上げるためには、“飽和給餌”といって満腹になるまで与えます。

ただし、1度にたくさん与えるのではなく、食べきる量を、1日に何度も、数回にわけて与えるようにします。

そうすることで、ベタの食欲は満たされ、成熟した親へと育っていくでしょう。

 

親の育成のためのポイント2 健康を保つ

魚は基本的に、環境が良く、健康的に飼育できていると食欲が増します。

その結果、飽和給餌することができ、成熟させることができるので、親魚の健康を保つことはとても大切です。


親魚が健康であるかどうか、それを見極めるためには、毎日の観察が大切です。

かんたんなことのようですが、毎日同じ魚を見ていると、ちょっとした変化にも気がつきやすくなります。

「食欲がない」「ヒレをたたんでいる」などの症状が出たら、それは危険のサインです。

そうならないように、日頃から水質を含めた環境と魚の状態を注意して観察しましょう。 

 

 

繁殖に適した親のポイント

 

こうして育成された親が繁殖に適した状態であるかどうか、見極めるポイントは、以下の通りです。

 オス:単独でも泡巣を吹いているような元気なもの

 メス:腹部が大きく卵巣が透けてみえるようなもの

 
泡巣をつくるオス
泡巣をつくるベタのオス
 
腹が膨れたメス
腹部が大きく膨れたメス

 

 さて、親が仕上がったら、いよいよ繁殖スタートです。

 

その参いざ繁殖へ!

  

    

瓶を並べたベタのお見合いの様子

@繁殖に適した親が用意できたら、それぞれを別の容器に入れた状態でオスとメスのお見合い開始!

(“ご趣味は…?”なんて、訊きませんが。。。)

 

このとき、絶対にいきなり同じ容器には入れないこと!!!

相性と運が悪ければ、お互いケンカして死んでしまうことも。。。

 

 


同じ容器に入ったベタのペアリングの様子

Aオスが泡巣をつくり始めたら、同じ容器に入れます。

 

同じ容器に入れてからしばらくは、目を離さないようにしましょう。

もし、相性や運が悪ければ、お互いケンカして死んでしまうことがあるからです。

 

 

 

 


ベタの泡巣と卵

B相性が良ければ、求愛行動が確認できるようになり、交尾・産卵に成功します。

 

 

 

 

 

 

ベタの求愛
ベタの求愛の様子。

この後、交尾・産卵。卵は一度底へ沈みますが、それを親が口でくわえて水面の泡巣へ運びます。


★ベタの求愛の様子を動画でご覧いただけます。


 

卵の世話をするオス

C産卵が終わると、オスが卵の世話をします。

 

メスは、産卵が終わった時点で容器から取り出します。

メスをそのままにしていると、卵を食べてしまったり、オスに襲われて死んでしまうこともあります。

 

 

 


孵化仔魚

D産卵後、2〜3日で孵化します。 

卵から孵化した稚魚は、自分でエサが食べられるようになるまで、オス親が面倒をみてくれます。

 


★孵化した稚魚の世話をするベタのオスの様子を動画でご覧いただけます。

 

孵化後、1〜2日ほどすると稚魚が泳げるようになってきます。

この状態になると、自分でエサを食べることも可能ですので、オス親を取り出しましょう。

  

  

その肆稚魚の育成

 

稚魚の育成は、ベタの飼育・繁殖において最も困難なポイントだと言えます。

インフゾリア顕微鏡観察画像
インフゾリア
大きさ約0.2mm

これは、孵化したての稚魚のエサの確保が難しいためです。

孵化したばかりの稚魚は口が小さく、人工飼料やブラインシュリンプだと少し大きすぎて、あまり効率よく摂取することができません。

 

そのため、微生物や、インフゾリアと呼ばれる原生動物を培養して利用しますが、この作業が意外と大変です。

水草の葉をちぎって飼育水槽に入れたり、酵母などを用いて培養することは可能です。

また、アオコの湧いた水で孵化仔魚を飼育するのも良いでしょう。

 

孵化後、5〜6日すると、ブラインシュリンプを食べるようになります。

 

その後は、どんどん大きくなり、体色も綺麗になっていきます。 


 ●成長と体色の変化

 少しずつ色づいてきて、ヒレが伸びてきました。
孵化後1ヵ月
●孵化後 約1ヶ月経過した稚魚
●大きさ約1cm
 ヒレがだいぶん伸びてきましたが、まだ雌雄判別が難しいですね。
孵化後2ヵ月
●孵化後 約2ヶ月経過した稚魚
●大きさ約2cm
 尾びれが立派になってきました。おそらくオスですね!
孵化後3ヵ月
●孵化後 約3ヶ月経過した稚魚
●大きさ約3cm

  

オスは、オス同士でお見合いさせたり、鏡の前に置いてあげると、ヒレが発達し、美しいベタに育っていくと言われています。

 

それでは、あなたがつくるベタの世界への一歩を。。。

 

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