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第35回日本観賞魚フェア レポート

※一部画像はクリックすると別窓で拡大表示できます。

金魚三大産地のひとつ、江戸川区。タワーホール船堀にて第35回日本観賞魚フェアが2017年4月14.15.16日、3日間にわたり開催されました。 水槽本数約280本、出品数約600尾。生産者、出品者、愛好家、そして金魚たちにとっては、春の大舞台。

 

 

一般公開の前に審査員の方々で品評が始まります。 審査員も目を凝らして水槽を覗き込み水槽の中の金魚はここぞとばかりに鰭をひらつかせ 一生懸命に泳いでいて、「選んでくれ!」と声が聞こえてきそうでした。

 

 

 

 

 

 

審査員や関係者が、各優勝魚が集められたホーローを取り囲むように一同に集まり今か今かと決定の瞬間を待ちます。

 

そして2017年、出品魚約600尾の頂点に輝いたのは、親魚の部 東錦、2歳魚の部 琉金。

 

 

 

 

受賞魚だけではなく、愛情込めて育てられたであろう金魚たちは、どれもみな堂々たる泳ぎで、見る人を魅了していました。

この日、一人の出品者の方がおっしゃっていた言葉を思い出しました。 「品評会に出すのだから入賞できたらもちろん嬉しい。でもそれが全てではなく自己満足でもある」と。

金魚1匹にしても色々な見かた、意見、愉しみ方があります。来場された方々は、様々な金魚を見て、情報交換をし、満足されていたと思います。

金魚の他に、水槽ディスプレイコンテスト、グッピー達人戦、改良メダカ、ビーシュリンプ、ディスカス、改良ベタのコンテストもおこなわれていて、改良ベタコンテストでは会場に訪れた一般のお客様からの人気投票などもあり、鰭を開き威嚇しあうベタを見ては、「おお!すごい!綺麗!」と、金魚に負けず劣らずの人気ぶりでした。

 

 

 

 

水槽ディスプレイコンテスト

 

グッピー達人戦コンテスト

ディスカスコンテスト

 

改良メダカコンテスト

改良ベタコンテスト

 

グッピー達人戦コンテストの入賞魚紹介

 

達人位 優勝 RREAモザイク 鈴木 将則氏

 

スネークスキンスピアテール 横田 秀雄氏

ブルーグラス 島田 克敏氏

 

グリーンタキシード 日渡 雅喜氏

サンセットドイツイエロータキシード 三沢 健氏

 

観賞魚フェアの中でも目玉イベントともいえる金魚オークション。
過去の品評会受賞魚の血を受け継ぐ金魚や、めったに流通しない種類の金魚など、来場客自らが参加して購入することができるオークションで、年々活気が増し、今年もスタート前からすごい人だかりが出来ていました。オークションが始まると同時に来場客の興奮は最高潮に達し、競り落とされる度に拍手と歓声が会場内を、より一層賑わせていました。 中には、萩雲青、青モザイク東海錦、透明鱗丹頂といった品種も名を連ねていました。

 

 

 

 

 

受賞魚も、沢山の人の視線を集めていましたが、それよりも更に視線を独り占めしていた出目ピンポンパール。圧倒的な存在感で「これ金魚なの?すごいね!」と驚く人も。

出目ピンポンパール

 

すばやく泳ぐ金魚を携帯やカメラで追いかけるように撮影したり動画を撮ったり、お気に入りの金魚を思う存分眺めて愉しんでいました。

 

 

 

 

 

帰り際、金魚すくいですくった金魚を嬉しそうに愛しそうに持ちながら 「家に帰ったらどこに置く?」と、お母さんと話している男の子。

「金魚欲しい!金魚買って、金魚買って〜」と、どこからか聞こえる声。 会場は金魚愛で溢れていました。

いつの時代も人々のそばには金魚がいて観賞魚の中では、もっとも身近な存在であり癒しの存在でもあります。 そして今回、来場した子供たちが、自慢の金魚を出品し、受賞する日がくるかもしれません。


以下に、出品魚の一部をご紹介します。

 キャリコ土佐金

 

 キラキラ柳出目

 

 ショートテール琉金

 

 ダイヤモンドブリストル

 

 ピンポンパール

 

 メノウランチュウ

 

 もみじランチュウ

 

 もみじ琉金

 

 花房オランダ

 

 玉サバ

 

 玉サバ

 

 五色東錦

 

 黒モザイク東海錦

 

 黒ランチュウ

 

 桜東錦

 

 蝶尾

 

 津軽錦

 

 東海錦

 

 萩雲青

その他 発見!面白顔の金魚たち

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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